呑気な外資系サラリーマンの旅日報

のんびり外資系出張族サラリーマンがそれほどでもない日常をお気楽に綴ります。

X-Pro1+XF55-200mmで初物多数だった築城基地撮影【今あるカメラでベストを尽くせ】

最近は大分出張が頻繁に入ります。

なぜかというと大分のお客様にて結構なトラブルを抱えてしまっていてその対応で頻繁に大分出張が入る訳です。

大分出張に行く途中、しばしの現実逃避をするため築城基地に立ち寄る事で仕事のモチベーションを維持しております。う~ん、これがセルフコントロールってやつですね(ただのサボりとも言いますが…)

今日は時間の都合で1時間だけ立ち寄る事にします。

しかし今日は台風24号が九州を通過した翌日でして飛ぶのかどうかも分らない状態です。築城基地の漁港に到着するとあれれ?風向きが山側から海側に、それも結構な勢いで吹いてます。

となるといつもと逆の離発着になるはずです。つまり漁港からは離陸のスタートと着陸の接地が見れるはずです。漁港から離陸直後の捻りでも撮れればと思ってたのですが、う~んどうしよ…。

時間もないしこのままここで待つことにします。飛ぶかどうかもわからないし。

しかし、そこは築城基地です。期待を裏切りません。いつもと逆ですが、5機のF-2と1機のT-4が離陸のために滑走路の海側端へやってきました。よかった~。

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しかしなかなか離陸する気配がありません。どうしたもんかと思ったら着陸機が遠く沖のほうに見えてきました。

そっか着陸機待ちだったのねと思って降りてくるF-2を撮ろうとカメラを構えているとなんか形が違います。ん?

その機体が近寄ってくるとF-2ではありません。その正体は…。

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なんとRF-4Eじゃあないですか!ラッキー!!

このファントム、百里に行ける人は珍しくもなんともないのでしょうが、現在、九州にはRF-4EもF-4EJも配属されてないのでファントム自体が結構レアなんです。嬉し~!

ふと思って調べて見るとこの914番、4月に新田原でも偶然撮影してました。

tabibito1gou.hatenadiary.jp

まさかここ築城でもお目にかかれるとは…。一方的にこの機体にご縁を感じずにはいられません。

常連さんによると災害時なんかにはここ築城にも飛来する事があるようです。

なんでも台風の被害を沖縄に撮影しに行った帰りなのではないかという事でした。

なるほど~。その常連さんは洋上迷彩のRFが見たいそうですが、来たことないとの事、洋上迷彩なら築城にはF-2があ~るじゃありませんか。

RFの着陸待ちをしていたF-2達も次々離陸して行きます。

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ひとしきりF-2&T-4が離陸した後、なんともう1機、別のRFが着陸進入してくるではありませんか、これまたラッキー!

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1日に2機もRFが見れました。もちろん初めてです。ほんとツイてるな~

そして今度は築城の主であるF-2がご帰還です。

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F-2はかなりおっきなタンクをぶら下げてますね。今回よく見えました。

 

あ~そろそろ行かなきゃ。ほんの一時間でしたけどいつもと逆方向の離着陸、そして2機のRFと見所満点でした。

こうして束の間の現実逃避も終わり大分へと車を走らせる旅人1号なのでした。

 

今回撮影機材


FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1

 


FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS

 

X-Pro1+XF55-200mmでF-2戦闘機の「捻り」は撮れるのか?【今あるカメラでベストを尽くせ】

 

今回は大分出張です。

大分に行くとき是非とも立ち寄りたいのは…そうです築城基地ですね(私だけ?)

 

築城は大好きです。なんたって撮影ロケーションが最高だし、いつも飛行の密度が高く、期待を裏切りません。

前回は会社のコンデジで撮影しました。天気は良かったのですが、さすがに安コンデジと私の腕前では飛行シーンはあまりよく撮れませんでした。

tabibito1gou.hatenadiary.jp

 

今回は

〇お昼前に松原展望台広場にてお昼休み前の離陸機を見る

〇12:00になったら「龍馬」へ移動してちゃんぽんを食べる

〇食べたら堤防ポイントへ移動して昼休み明けの訓練を見る

〇職場復帰して本来の仕事の大分へ向かう

 

我ながら完璧なスケジューリングです(笑)このスケジュールで今回は愛機X-Pro1にてF-2の捻りにチャレンジしてみます!

 しかし私がいくら完璧なスケジュールを計画しても肝心の訓練が行われてないとこの努力も実りません。

 

しかしそこは築城基地です。いつも裏切りません。

お昼休み前に展望台に着くと曇り空ではありますが、これだけ離陸待ちしてます。うひょ~!

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そして次々と離陸していきました 20180926173236

お昼前ギリギリに帰ってくるT-4

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12:00になったので予定通りお昼を食べて堤防へ移動します。

堤防で待っていると13:00に来ました来ました!

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今回の撮影目標である「捻り」も見せてくれます。ヨッシャー!

ヴェイパーもまともに撮れたのは初めてでした。

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離陸してしばらくしてから捻るので200mm(換算300mm)ではさすがに遠いですね。でもなんとか撮れましたのでJPEGのままカメラ内でトリミングします。いけるかな?

設定は置きピンと得意のインチキ200mmOVF(本来X-Pro1はOVFは60mmまでです)にて撮影してます。インチキOVFのやり方は興味ある方はいないと思うので割愛します。

とにかくこの機材で出来る事を精一杯やってみます。こうして写真を並べて見ると天気が曇天で露出に苦労してるのがよくわかりますねw

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結構トリミングしたのでどうかと思ったのですが、私的にはブログなら全然大丈夫かなという印象です。

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しかし、冷静に見るとこのXF55-200mmというレンズ、曇天の日にテレ端開放で撮った上に大幅なトリミングまでしてるという条件を考えればよく写ってると思いませんか?あらためて感心させられました。

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写真が暗くてスミマセン。でもヴェイパーもしっかり写ってますでしょ?(その後、flickrで少し修正してみました)

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そして戻ってくるF-2

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常連さんらしき方に聞くと昨日の夜も結構な数が夜間訓練を行っていたそうです。ほんとによく訓練されてて頭が下がる思いです。

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それにしてもF-2はホントカッコイイな~大好きです。

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今回はシャッタースピード固定でAEを毎回変えていたのですがなかなか思うようにいきませんね失敗も多数ありました。今後の課題です。

 

ロケーションのよさのおかげ様々ではありますが、X-Pro1とXF55-200mmでこんだけ撮れる事がわかったので私的には大満足です。

世間ではやれX-H1だX-T3だと騒がれてますがそんなものには目もくれず、まだまだイケるぜ我らがPro1!(負け惜しみ…)

 

次は晴れの日に漁港ポイントからの「捻り」にチャレンジしたいな~。またチャンスを伺う事にしましょう。

 

今回撮影機材


FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1


FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS

【迷ってるならコレ買っとこ!】コスパ最強のビジネス腕時計セイコープレザージュ・SARY075購入レポート

突然ですが私、ここのところずっと腕時計をさがしておりました。

ここ10年くらい仕事中に腕時計はしてなかったんですが、なんか時計をしてないとピシッと締まらないんです。とくに夏場、クールビズになってからは涼しくていいんだけどだらしなくもなりやすい昨今。

人間はたいした事ないのでせめて見た目くらいもう少しシャッキっと見えないといかんな~と思い、かれこれ1年くらい前からお店に行っちゃあいいものないかな~と探してたんです。

ズボラな私は最初、手間の掛からないソーラー電波時計をずっと物色しておったのですが、ど~もピンとくるものがなく買わずにおりました。

かといって高い外国製機械式時計を買っても仕事中はキズをつけないか気を使ってしょうがないじゃあかえってストレスだし…。(まあ買えませんけどねw)

「あ~やっぱ安くて安っぽく見えなくて所有感を満たす時計なんてあるわけないか~」

と諦めかけていたその時、突然、ひとつの時計に私の目は釘付けになったのです。

 

それが、これです。セイコープレザージュSARY075!

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チャームポイントその1は文字盤。

このシリーズはカクテルをイメージしたカラーダイヤル6種類の全7モデルですが、この「スカイダイビング」というカクテルをイメージしたアイスブルーのダイヤルが私にはサイコーです。

角度によって変るのですがほんのり薄~いブルー。この文字盤が素晴らしくいいデザイン&色合いなんです。安っぽく見えなくてイイ!針の太さ形状もドンピシャ私の好みです。

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セイコーロゴはペイントでなく立体意匠で少し浮いた感じで取り付けられています。

ん~こういうの大好き。

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そしてチャームポイントその2はこの風防。まるで表面張力で張った水滴のようなラウンドガラスです!シズル感とレトロ感があっていいでしょ~。残念ながらサファイアガラスでなくハードレックスというセイコー独自のハードコーティング加工されたガラスになります。まあ値段考えたらね…。玉ねぎ型リューズもカワイイデス。

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そして普段はあまり関係ないですが裏面はスケルトン。ソーラー電波でって言ってたんですが結局買ったのはこの自動巻きの機械式です。ムーブメントは4R35というタイプです。こちらは後でも少し詳しく書きますね。

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バンドはネットではテカテカ安っぽいと不評なのですが、私的には若々しくてOK!!青いステッチもおっしゃれ~。一応、カーフ(生後6ヶ月以内の子牛)の牛革です。

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バックルがちょっと変っててDバックルというタイプがついてます。慣れるとワンタッチで私は楽です。

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そしてそして最強のチャームポイント3!

気になるお値段は某家電量販店で32500円+ポイント10%なので実質3万円切ってます。信じられないでしょ?

それと同時にもうひとつ声を大にしてお伝えしたいのは、なんとこの時計、日本製なんです!ムーブメントはおそらく海外で製造してるはずなので組み立てが日本という事なのでしょう。

もう、大丈夫?ちゃんと利益出てますか?って買う側が心配しちゃう程の最強コスパ

 

もともとこのSARY075というモデルは2010年発売のSARB065というロングセラー商品を2017年にリニューアルしたモデルのようです。

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旧モデルのSARB065

 

旧型との一番の違いはムーブメントです。SARB065は6R15CというムーブメントですがこのSARY075は4R35という海外のセイコー5などに使われているムーブメントです。きっと廉価版なのでしょうがこれに切り替わったお陰で定価ベースで前モデルよりも12000円も安くなったんです。。ムーブメントにそれほどこだわりにない私にとってはラッキーでした!実際に使ってみて日差を計測しても素人計測ではありますが、日差+3~4秒といったところなのでまったく文句なし!

外観での大きな違いはリューズですね。現行品は玉ネギ型リューズに対し、旧型は普通の形です。こちらも現行品のほうが私好みです。

 

後はメタルブレスにも交換してみたいですね。これは旧型にあった仕様なんですがいい雰囲気だと思いませんか?

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レトロ&エレガンスでと~ってもいいすね。今後の課題にしましょう。

 

コスパ抜群でとってもオシャレ、ビジネスにも普段使いにもイケる時計です。

皆さんも是非1度実物をご覧になってみて下さい。そりゃグランドセイコーに比べれば安っぽさもありますが、ホントにこの値段とは思えない逸品です。

今回はまるで時計店の商品紹介ブログのようになってしまいスミマセン。

でも今回、購入してとても気に入ったのでこんな良いものをリーズナブルに作って頑張ってる日本メーカーへの応援も兼ねてブログに載せてみました。

がんばれ MADE IN JAPAN!

 パワーリザーブといってゼンマイの巻き量の残りが針で見れるSARY081というタイプもあります。

こちらは大変便利なのですが、価格が1万ほど高くなるのと日付表示がSARY075に比べて小さくなります。

 

 

※追記です。

今回ご紹介したSARY075は2018年11月09日にSARY125としてモデルチェンジされてます。

変更点はバンドの裏側が合皮からカーフ(本革)へとグレードアップされてます。バンド表側は以前からカーフで変更なしです。

その他は色々調べてみたのですがわからないので特に変わってはないと思います。値段は現在少し高くなっているようです。

気になる価格は定価ベースで2000円アップしています。ん~ちょい残念!でもまだまだコスパは抜群ですよね。

 


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安コンデジで築城基地・F-2戦闘機に挑戦!今あるカメラでベストを尽くせ。

 

ものすごく暑い日の大分出張の途中、ふと築城基地に寄ってみました。

築城といえばF-2ですねここにはF-2を配備する2個飛行隊があります。

 

ちょうどお昼過ぎに「堤防」と呼ばれるポイントに着いたのですがやってるやってる

たくさんのF-2が上がったり降りたりしてました。ラッキー!

しかし、この堤防ポイントはいい場所ですね、フェンス越しでなく、これだけ近くで戦闘機を見れる場所は他にないんじゃないでしょうか?

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この日は海に向かって離陸してました。自慢の安コンデジで光学ズームにデジタルズームまで駆使して果敢にアフターバーナーを焚いて離陸するF-2に挑みます。

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 う~ん、しかしすみません!私の腕前と安コンデジの組み合わせではこれが精一杯でしたw

 

気を取り直して地上のF-2を撮りましょう!(変わり身の早いこと…)

着陸してきたF-2がドラッグシュートを開いて滑走路端までくると

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地上で回収する人たちが待機してるのでそこでドラッグシュートを切り離して回収されます。

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それから見ている我々の目の前を通って帰っていきます。近い!

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後姿もバッチリです。

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そしてここのパイロット達のサービス精神の旺盛な事といったらありません。ほとんどのパイロット達が我々見物してる人に向かって手を振ってくれます。スゲー!なんとフレンドリーなんでしょう!

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中にはここまでやってくれる人も…(是非、拡大してください)

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おかげで短い時間でしたけどホントに楽しませて頂きました。実際は厳しい訓練の中なのに見物人にまで気遣っていただいて感謝です。

ぜひ、今度は自慢のニコンD500にニッコール200-500mmで挑みたいですね。あっ!そんなもの持ってませんでした。妄想ですスミマセン。でも欲しいな~。

 

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で世界に1機の「飛燕」を見てきた。

本当は、今日は岐阜にてお仕事の予定でした。

それが台風で予定がキャンセルしちゃいまして帰りの飛行機までとんでもなく時間が空いちゃいました。

なので悩んだあげく前から気になっていた「岐阜かかみがはら航空宇宙科学博物館」へ行って見ます。

ここには唯一現存する陸軍戦闘機「飛燕」があるのです。是非見てみたいと思ってました。まさかこんなチャンスがめぐってくるとは!

早速、台風で臨時閉館してない事を願いつつレンタカーを走らせます。

 

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懐かしいエアーニッポンのYS11やら…。

 

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海上自衛隊飛行艇US-1の横を通り抜けると…。

 

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岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に到着です!確か以前はかかみがはら航空宇宙科学博物館だったと思うのでリニューアルを機に少し名前が変ってるようです。

早速、入場券800円を買って入ってみましょう。

 

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乙式一型偵察機だそうです。その奥に入っていくと…。

 

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現れました!陸軍三式戦闘機二型「飛燕」です!なんと塗装されてない無垢のジュラルミンの状態です。

 

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飛燕といえば液冷エンジンですね。V型12気筒です。これも展示されてます。実際にこの飛燕に搭載されていたエンジンだそうです。ダイムラーベンツのエンジンを日本でライセンス生産したものですが、当時の日本の工作精度ではなかなか本来の性能は出せなかったようですね。エンジンの歩留まりが悪く、当時、エンジンの完成を待つたくさんの機体が工場にたまってたそうです。結局この問題は完全には解決せず、この機体に空冷エンジンを搭載した急ごしらえの5式戦闘機が誕生することになります。この5式戦闘機が意外にも高評価だったとの事で…なんだか皮肉な話ですね。

 

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この機体側面の「日の丸」は塗装でなくプロジェクターで横から投影してます。なぜ、わざわざこんな事をしているのかというと…。

 

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この機体は川崎重工のここ各務原で製造されたのですが、その生みの親である川崎重工の120周年記念プロジェクトで復元されます。川崎重工としては工場出荷時の状態にするのが目標だったそうです。この機体は試験機(17番目だそうです)だったので無塗装で工場を出たわけですが、それをきちんと再現しようとする川崎重工のこだわりに拍手です。しかし製造会社にレストアしてもらって生まれた土地でこんなに丁寧に展示してもらえてこの機体、本当に幸せだと思います。よかったね。

 

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しかし、ここに辿り着くまでは紆余曲折あったようです。

終戦後、この機体は米軍横田基地に1953年まで保管されたのち、日本航空協会へ譲渡され1960年~はこの博物館の隣にある航空自衛隊岐阜基地にて保管されてました。その間、当時全国で流行っていた航空機博覧会やのりもの博覧会、自衛隊航空際やデパートの屋上といった小さなイベントにまで貸し出されて色々なところで展示されていたようです。その際中、実際と違う塗装をされたり、搬送中に道路を通れないからと翼を切断されたり散々な目に遭ったようです。

 

その後、1986年~2015年まで鹿児島県の知覧特攻平和祈念館に展示されていました。その時は迷彩塗装が施されてたそうです。それから川崎重工のレストアを受け、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に里帰りしてきた訳です。

 

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色々な目に遭ったとはいえ、終戦時に残っていた日本軍の戦闘機はそのほとんどが米軍に接収されて破壊された中、今、こうして綺麗になって里帰りが出来てほんとうに幸せな機体ですね。

展示方法もかっこいいですね。無垢のジュラルミンの機体とライティングが非常にマッチしてて普通に撮るだけでも雰囲気あります。

 

さて、岐阜かがみはら航空宇宙博物館はこれだけではありません。他も見てみましょう。

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ずらっと並んでますね~。

 

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T-33や

 

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F-104。ほぼミサイルって感じですね。

 

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先代ブルーインパルスのT-2もあります。後から塗った訳ではなく本当にブルーインパルスで使用されてた正真正銘本物です。

 

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いいですね~。

 

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これもブルーインパルスT-2の側面ですが、ずらり並んでいるのはこの機体に携わるメンバーでしょうか?

 

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この他にも実際に体験できるシュミレーター類やロケットの展示など盛りだくさん。この日は台風のため入れませんでしたが隣の岐阜基地の飛行機が見れる展望台なんてのもありました。(この日は台風のため閉鎖でした…。)

いかがでしたか?「飛燕」だけでも見る価値ありますがそれ以上のバリエーション豊富でボリューム満点でした。岐阜基地の戦闘機を見て、それから博物館とセットで楽しむのもよさそうですね。(今日は台風で岐阜基地の戦闘機も飛んでませんでしたが…涙)

みなさんは通常のお天気の時に是非そうぞ!

さて、このあと帰りの飛行機はちゃんと飛ぶのかなー?

 

 

 

 

 

 

 

 

X-Pro1のJPEG撮って出しで夕方の千里川土手に挑戦!シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ!」

前回、夜の千里川土手に挑戦しました。

大変、難しかったです。ハイ。

夜はどうしても暗くてRAWで撮ってカメラ内現像となりました。

 

今回のテーマは

JPEG撮って出し

夜は夜で素敵なのですが、RAWで暗めに撮って後から増感したためか、自分的には飛行機が少々イラストっぽくなりました。これは仕方ないのですが、もう少し生々しい飛行機が撮りたくて今回はJPEGで夕方を狙ってみます。

空(できれば夕焼け)も絡めてみたい

これはお天気なので自分ではどうしようもないのですが少しでも赤い空を絡めて撮ってみたいな~というイメージです。実際は予想通り大して焼けてくれませんでしたw

 

カメラはX-Pro1

レンズはXF35mmF1.4!

三脚ナシ!

予備バッテリーもナシ!

いつものように以上です。笑

 

それで早速は行ってみましょう~!

置きピン・連写で撮ってみます。それっカシャカシャカシャカシャ。

あれ?

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飛行機の明るさは大体こんなもんかなといった感じなのですが、背景の空が飛んじゃってますね。空と飛行機のバランスをうまくとろうとすると露出がメッチャシビアです。大丈夫か~?あと、拡大して確認すると被写体ブレで飛行機がぶれてます。シャッタースピードが1/200だったのですがこれじゃ足りなそうですね。シャッタースピードはもっと上げてみるとして、とにかく露出をどうするか考えてしまいます。X-Pro1は絞りとシャッタースピードをマニュアルにすると露出補正ダイヤルが効かなくなるのでこれは困りました。

色々いじってみると…露出補正ダイヤルは効きませんが暗いところや明るいところでシャッターを半押ししてみると露出固定はされているようです。(フォーカスはマニュアルで置きピン固定してるので半押ししても変らない)これを使ってみましょう。スポット測光にして明るさの丁度いいところでシャッター半押ししてEVFでチェック。明るさがいいあんばいになった所で半押しのまま飛行機を待って撮ってみます。

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この方法で撮ってみると空はだいぶいい感じになりました。飛行機は…ちょっと暗いですかね。パソコン等で現像して部分的に明るさを補正したりするとうまくいくのかな?少しでも空をキレイに写そうとベルビアにしてるので暗いところがより暗くなってるかもしれませんね。プロビア等で撮ってみるとあまりにあっさりした空だったのでとりあえず今回はこんな感じでいってみましょう。

 

毎回空と飛行機の露出バランスに悩みます。大体、空自体も夕方なので刻々と明るさが変っていきます。それを毎ショットベストな露出を決めるなんて私からしたら神業です。

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ん~このへんが妥協点でしょうか、シャッタースピードは1/500まで上げてます。露出に関しては空なら空、飛行機なら飛行機とどちらかに割り切って撮ったほうがいいかもしれませんね。

 

これは翌日もう一度行って撮ってみたのですが、空に露出をあわせて飛行機をシルエットに近い状態にしてます。

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夕方の雰囲気はでてますでしょうか?でも飛行機がどこの会社かもわからない位真っ黒もちと寂しいな~。悩みは尽きませんね。

なるべく色々撮って後日悩むことにします。←思考放棄w

 

以下は2日目に撮った写真です。

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同じアングルばっかで飽きちゃいますよね。スミマセン汗

下の2枚は圧縮なしで貼ってますのでクリックしてじっくりチェックして下さい。

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夢中になって撮っているとあっという間に夜になってしまいます。

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どうでしょう?結論からいいますと…。

誰かいい方法教えて下さい!w

なかなかイメージどおりにはいきませんね。

自分自身に明確なイメージがなかったんでどれが正解かいまいちわかりませんが、今回はデータ集めに深く考えずに色々撮ってみました。

でも、X-Pro1でも絞りもシャッタースピードも両方マニュアル撮影してる時にシャッター半押しするとAE-Lが効くのがわかったのは大きな収穫です。(当たり前?)フォーカスもマニュアルにしてないとピントが都度合わなくなってしまいますが置きピン時には有効です。

あともうひとつ分かった事は夕焼け空は露出落とし目のほうが色に深みが出ていい感じ打という事です(常識?)しかし露出を落としすぎると飛行機が暗くなってしまうというのがこの夕焼け飛行機撮影のキモでしょうか?

 

次は夕日なら夕日をキレイに。飛行機なら飛行機をもう少し明るくといった感じでテーマを絞って撮ってみようと思います。今回は余裕が無くていじらなかったフィルムシュミレーションやホワイトバランスも色々試してみたいですね。きっともっと色々な表現が出来ると思います。

 

や~夕方の飛行機もこれまた奥が深いです。楽しいですね!

 

今回撮影機材


FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1


FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R

 

 

 

 

 

宮崎・新田原基地 X-Pro1で戦闘機撮影に挑戦!シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ!」

 

今週はテンション上がる宮崎出張です。

 

なぜ、テンション上がるかというと、そう!宮崎には新田原基地があるからです!

X-Pro1を買ってからは初の参上になります。

前回来た時は会社のコンデジでの撮影しました。

今回はX-Pro1+XF55-200mmでベストを尽くします。

X-Pro1で戦闘機を撮る人なんてそうそういないと思うので誰に向かって書いてるのかよくわかりませんが、ちっとも気にせず続けさせていただきますw

 

南門と呼ばれるポイントに到着。幸い今日は訓練も行われているようなので最初はEVF+親指AFで連写して狙ってみます。

その結果・・・うまく撮れません!

戦闘機は小さいのでどうしても200mmですと望遠端は必須なのですがX-Pro1EVFで連写するとコマ間にブラックアウトしてる間にファインダーから戦闘機が居なくなりそうになります。慌ててフレームに戦闘機を戻そうとすると今度は手ぶれといった負の連鎖が待っています。

AFも厳しい…カメラがピントを見失うと戦闘機は空に紛れて消えてしまいます。

そこでOVFを使うことにします。X-Pro1のOVFは基本的に焦点距離60mmまででそれ以上の望遠時にはフレームが警告で赤くなって表示は60mmのままになります。しかしシャッターは切ることが可能です。

つまり、焦点距離200mmの時はフレームがどこかさっぱりわかりませんが、とりあえずOVFのど真ん中に戦闘機をフレーミングし続けられれば多少の構図のズレは許容してということになりますがなんとか写ってるという訳です。

AFも予想はしてましたが戦闘機にはちと厳しい状況なので、こちらもあきらめて置きピンに変更します。これで一応のOVF+置きピン&連写のベストを尽くせスタイルの戦闘機撮影モードの完成です。

シャッタースピードは今日の天気と精細感のバランスを色々試して1/1200秒、露出はF8位でよさそうです。

さあ、なんとか撮り方は見えてきました。それではこのスタイルでいざ、チャレンジです!どんどん撮ってみましょう。

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どうでしょう?自分的には大満足です。

調子に乗ってどんどん行きましょう!

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正直、撮った後に確認して初めてフレームのどこに飛行機がいるのか分かる状態ではありますが連写していれば一枚くらいは何とか撮れているもんです。

この日は晴天だった事もあるのでしょうが、自分的には思ったよりシャープに撮れてました。

 

新田原基地の話ですが、前回来た時はファントムやアグレッサーが居て賑やかだったのですが、それらは他の基地へ配置転換をされたようで、その頃に比べると少し寂しい飛行機のバリエーションだなあと思っていると、珍しいお客さんが降りてきました。

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 そう、RF‐4Eです!

初めて見たので興奮しました。常連さん達でもここ新田原では滅多にお目にかかれないそうです。ラッキー!

この飛行機は給油のために新田原に立ち寄ったのでしょうか?一時間程してまた直ぐに飛び立って行きました。

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おかげで久々にファントムの腹に響くような轟音を味わうことができました。この日はF-15の訓練も活発な動きで久々の宮崎を堪能させて頂きました。

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いかがでしょうか?

シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ」今回も手強い相手でしたが私レベルでは大変満足のいく結果になりました。これだけ撮れれば十分です!

しかし、難しさも感じます。

やはり飛行機というと高精細に撮りたいものですが、手振れが如実に精細感に影響を与えるんだなと思い知らされました。飛んでる飛行機をカメラを振りながら追いかけるのですが流しつつもブラさないとでも表現したらいいのでしょうか?とっても奥が深いです。

今回は滑走路の横から離陸する飛行機を撮ってたので動きにある程度予測がつくのですが、これが超望遠でブルーインパルスなんか撮ってる人は一体どやってるのでしょうか?まだまだ難しいテーマが無限にあってワクワクですね!下手って素晴らしいw

調子に乗って次は夜間訓練にでも挑戦してみますか!どうやったら撮れるのかな~?

最後の一枚は新田原基地の隣を走ってる東九州自動車道のわき見注意の看板です。ブルーインパルスでしょうか?

飛行機好きは音がするとついつい空に目がいってしまいますが、運転中はしっかり前を見て安全運転で行きましょう~。

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今回撮影機材


FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1

 


FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS