宮崎・新田原基地 X-Pro1で戦闘機撮影に挑戦!シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ!」
今週はテンション上がる宮崎出張です。
なぜ、テンション上がるかというと、そう!宮崎には新田原基地があるからです!
X-Pro1を買ってからは初の参上になります。
前回来た時は会社のコンデジでの撮影しました。
今回はX-Pro1+XF55-200mmでベストを尽くします。
X-Pro1で戦闘機を撮る人なんてそうそういないと思うので誰に向かって書いてるのかよくわかりませんが、ちっとも気にせず続けさせていただきますw
南門と呼ばれるポイントに到着。幸い今日は訓練も行われているようなので最初はEVF+親指AFで連写して狙ってみます。
その結果・・・うまく撮れません!
戦闘機は小さいのでどうしても200mmですと望遠端は必須なのですがX-Pro1のEVFで連写するとコマ間にブラックアウトしてる間にファインダーから戦闘機が居なくなりそうになります。慌ててフレームに戦闘機を戻そうとすると今度は手ぶれといった負の連鎖が待っています。
AFも厳しい…カメラがピントを見失うと戦闘機は空に紛れて消えてしまいます。
そこでOVFを使うことにします。X-Pro1のOVFは基本的に焦点距離60mmまででそれ以上の望遠時にはフレームが警告で赤くなって表示は60mmのままになります。しかしシャッターは切ることが可能です。
つまり、焦点距離200mmの時はフレームがどこかさっぱりわかりませんが、とりあえずOVFのど真ん中に戦闘機をフレーミングし続けられれば多少の構図のズレは許容してということになりますがなんとか写ってるという訳です。
AFも予想はしてましたが戦闘機にはちと厳しい状況なので、こちらもあきらめて置きピンに変更します。これで一応のOVF+置きピン&連写のベストを尽くせスタイルの戦闘機撮影モードの完成です。
シャッタースピードは今日の天気と精細感のバランスを色々試して1/1200秒、露出はF8位でよさそうです。
さあ、なんとか撮り方は見えてきました。それではこのスタイルでいざ、チャレンジです!どんどん撮ってみましょう。
どうでしょう?自分的には大満足です。
調子に乗ってどんどん行きましょう!
正直、撮った後に確認して初めてフレームのどこに飛行機がいるのか分かる状態ではありますが連写していれば一枚くらいは何とか撮れているもんです。
この日は晴天だった事もあるのでしょうが、自分的には思ったよりシャープに撮れてました。
新田原基地の話ですが、前回来た時はファントムやアグレッサーが居て賑やかだったのですが、それらは他の基地へ配置転換をされたようで、その頃に比べると少し寂しい飛行機のバリエーションだなあと思っていると、珍しいお客さんが降りてきました。
そう、RF‐4Eです!
初めて見たので興奮しました。常連さん達でもここ新田原では滅多にお目にかかれないそうです。ラッキー!
この飛行機は給油のために新田原に立ち寄ったのでしょうか?一時間程してまた直ぐに飛び立って行きました。
おかげで久々にファントムの腹に響くような轟音を味わうことができました。この日はF-15の訓練も活発な動きで久々の宮崎を堪能させて頂きました。
いかがでしょうか?
シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ」今回も手強い相手でしたが私レベルでは大変満足のいく結果になりました。これだけ撮れれば十分です!
しかし、難しさも感じます。
やはり飛行機というと高精細に撮りたいものですが、手振れが如実に精細感に影響を与えるんだなと思い知らされました。飛んでる飛行機をカメラを振りながら追いかけるのですが流しつつもブラさないとでも表現したらいいのでしょうか?とっても奥が深いです。
今回は滑走路の横から離陸する飛行機を撮ってたので動きにある程度予測がつくのですが、これが超望遠でブルーインパルスなんか撮ってる人は一体どやってるのでしょうか?まだまだ難しいテーマが無限にあってワクワクですね!下手って素晴らしいw
調子に乗って次は夜間訓練にでも挑戦してみますか!どうやったら撮れるのかな~?
最後の一枚は新田原基地の隣を走ってる東九州自動車道のわき見注意の看板です。ブルーインパルスでしょうか?
飛行機好きは音がするとついつい空に目がいってしまいますが、運転中はしっかり前を見て安全運転で行きましょう~。
今回撮影機材
FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1
FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS
X-Pro1+XF35mmで夜の千里川土手に挑戦!シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ!」
大して好評でもないこのシリーズ、めげずにPart3を迎えました。
今回は大阪出張なので前々から考えてた夜の千里川土手に挑戦です!
以前にコンデジで昼間の撮影は経験あるのですが、夜は初めてです。
今回の撮影機材は
カメラ…X-Pro1
レンズ…XF35mmF1.4
以上です…。
三脚どころか予備バッテリーすらありません。だって出張なんでこれ以上持って来れません。フツーにこのセットを首からぶら下げて参上しました。上級者にしたら「なめてんのか?」と言われかねないのは重々承知なのですが、題名が「今あるカメラでベストを尽くせ!」なのでお許し下さい。どこまでやれるか皆さんに代わって挑戦します。
日が落ちて暗くなり現地に到着しました。この日もたくさんの人が来てました。
皆さん望遠レンズで離陸機が滑走路に入って来たところを狙っているようです。なるほど向こうの山の明かりが望遠の圧縮効果でいい感じに撮れそうです。しかし離陸機は遠いですね。35mmではトリミングでどうこうなる距離じゃなさそうなので離陸機は諦め、動いているので難しそうですが着陸機を狙う事にします。ってかそれしか撮れなさそうです。
記念すべき初ショットはボンバルディアでした。水平がとれてませんね。暗くてEVF内の線が見えない…。
絞り開放F1.4、シャッタースピード1/125、ISO6400、JPEGで撮ってみましたがどうでしょう、結構いけそうな気がしてきました。しかしよく見ると絞り開放のため滑走路のランプが両端が流れちゃってます。後で気づくのですがプロペラ機なので速度が遅くこのシャッタースピードでもなんとか撮れたようです。しかし、拡大して確認するとシャッタースピードが足りなく被写体ブレが起こってます。
絞りはF2.2まで絞れば滑走路ランプの両端流れはなくなったのでこれでいくことにします。問題はシャッタースピードでした。レンズが35mmなので飛行機をかなり手前で捕らえなければなりません。そうなると飛行機との距離が近く被写体の流れが目立つのです。撮りながらシャッタースピードを序々に上げていくと1/250位までは上げたい感じです。という事で…。
とりあえずF2.2のSS1/250で固定してあとはどうするか考えながら撮ってみることにします。
SS1/250まで上げた事によってやはりちょっと全体的に写真が暗いです。ISOは6400までが目一杯な感じなのでここでJPEGを諦めてRAWに切り替え、後からカメラ内現像で感度を上げることにします。
ほとんどカメラは固定して連写してるのでファインダーはEVFでもOVFでもどっちでもよさそうです。それより水平に集中しないと少しずれると結構目立ちます。AFは期待できないので置きピンです。
フィルムシュミレーションはベルビアではコントラストが強いのでしょうか?夜空がべったり真っ黒な塗り絵みたいになってしまい全体的にイラストっぽくなってしまいます。これはこれで面白い雰囲気なのですが今回はカメラ内現像でプロビアにて現像しました。
ベルビアの写真 夜空が真っ黒…。
ここからは現像のさじ加減です。カメラ内現像でどこまでいけるでしょうか?がんばります!基本的に感度を上げないと飛行機(特に水平尾翼)が夜空に溶け込んでしまってディティールが見えない写真が多いですね。しかし上げすぎてもさすがにノイズが目立ってしまうので色々とバランスを取るのが難しいです。
これでなんとか水平尾翼が見える位。スマホで見ると水平尾翼は完全に消えてるかもしれませんね。
JAL機はなぜかホワイトバランスが赤に転んでるように見えてしまうケースが多かったです。これは少し修正してますが、皆さんにはどう見えるのかな?
ホントはもう少しだけ感度を上げて現像したいのですが、私の技術ではこの位が精一杯な感じです。ノイズまみれになってしまいます。
JAL機が続きます。今回は撮影アングルまで気が回らずに正面からばっかり撮ってましたので機体のお腹ばっかになってしまいました。
B737でしょうか?フラップがやけに光ってました。
飛行機の後ろのライトが光った瞬間も撮れました。しかしこれはこれで明暗差が強くて現像が難しいですね。ん~これも水平が…まあいつかそのうちバリッとレタッチしてあげる事にしましょうw
アングル的には縦のアングルのほうが迫力が出るのと飛行機のお腹に写ったランプの光が分りやすいですね。しかし飛行機が近くなる分、今度はシャッタースピードが横アングルよりも速くないといけなくなる感じでしょうか?
JAL機、縦アングルも撮りました。
プロペラ機も
飛行機の後ろのライトが光ってくれると水平尾翼のディティールが出てくれるので助かりますw
今回は殆どRAWで撮ってカメラ内現像しましたが「今あるカメラでベストは尽くせた」でしょうか?まだまだ改善の余地はありそうですね~懲りずにこのセットでまたの機会にリベンジしたいと思います。ほんとは水平の修正や細かいトリミングも必要でしょうね。でもなんとかカメラだけで完結する事は出来ました。
現像も私のような技術のない人間がやるとJPEGのほうがはるかにマシな印象もあり、ホントはJPEGで撮りたかったのですが、ひとつ問題があってX-Pro1でシャッタースピード優先等のマニュアル撮影にすると露出補正ダイヤルが効かなくなり、露出は人間側では操作できなくなります。カメラは暗い割にはシャッタースピードが速いので露出を下げて撮影しようとします。(殆ど露出補正一杯の-2まで下がってる)
私は以前はPENTAXだったのでこういった事はなかったので最初は戸惑ってしまいました。これによりJPEGを諦めRAWで撮影する事になったのですが、ホントはJPEGで露出を上げて撮りたいところです。JPEGをパソコンでLightroomなんかでレタッチすれば可能なのかもしれませんが、今回、カメラだけで完結させる事にこだわってみました(ただ買うお金がないとは決して言わない…)
暗い夜空の中、シャッタースピードを上げつつ露出も明るく補正なんてさすがに厳しいシチュエーションなんでそこまでわがまま言わない事にしますw
なんせほら「今あるカメラでベストを尽くせ!」ですから。
しかし、予想はしてましたが夜の千里川土手はホント難しい撮影ですね、でもX-Pro1とXF35mmだけでなんとかがんばりました。
皆さんも高感度耐性が~とか明るい望遠レンズ持ってないから~なんて言わずに「今あるカメラでベストを尽くせ!」の精神でがんがん失敗しながら撮影してみましょう!不便を許容し、行動してみればきっと何か見えるものがあるはずです。(ホントは自分自身に言ってますw)
なんか飛行機が多くなってしまってますが「今あるカメラでベストを尽くせ!」コーナー、是非応援して頂けるとうれしいです。
今回撮影機材
FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1
FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R
大阪・伊丹空港 ラストフライトで飛んだCRJ200を見つけた!
今週は大阪出張です。
伊丹空港に着陸してゲートに向かう飛行機の中から真っ白く塗り直されたCRJ200を見つけました。
J-AIRから退役したのは知っていたのでもう見納めかと思い空港からレンタカーに乗り換えた後、写真を撮りに行きました。
CRJは2018年1月31日の松山→伊丹でJ-AIRから全機退役しました。
この飛行機、福岡→伊丹線でも就航していて何度も乗る機会はあったもののわざとずらして乗らなかったんです。
狭くて乗り心地が悪いという評判がひっかかって他のエンブラエル等の便を選んでいたのですが、こうして退役してしまうと1回位乗っておけばよかったな~と思ってしまいました。
CRJはJALグループ最小のジェット機でした。
CRJとはカナディア・リージョナル・ジェットの略で、今では当たり前に使われている「リージョナルジェット」という言葉はここから生まれています。
もうひとつ個性的な特徴はエンジンです。アメリカ空軍のA10サンダーボルトと同系統のエンジンを積んでます。パワーは有り余る程だとか。
レジ番号を確認するとJA208Jでまさに1月31日にラストフライトを飛んだ機体です。
日本での使命を終えて次なる活躍の場へと行くのでしょうが、どうかこれからも無事故で頑張って欲しいものです。
最後にもう一度、「1回位乗ってあげればよかったな~!」勝手ですねスミマセン。
実は過去に偶然レンズテストに福岡空港で撮影した時、この機体(JA208J)を撮影してました。今は見れない勇士を最後にご覧ください。
愛媛・大洲市 長浜大橋 今でも可動する中で現存最古の開閉橋
愛媛出張の最中の事でした。
いつものようにレンタカーで西海岸沿いの夕やけこやけライン(国道378号)を走らせてました。この道も大変気持ちのいい道路です。
すると遠くに真っ赤な変った雰囲気の橋が架かっているのが見えました。
国道をおりて近寄って見るとなんと!前から一度見てみたかった開閉橋じゃありませんか。船が通る時に橋を跳ね上げて通すあれです。こんなところで出会うとは!
案内看板を読んでみると…。
なんと今でも可動する開閉橋で昭和10年の竣工だそうです。完成から80年以上経ってもなお動くという事が信じられません。
現在は、毎週日曜日の午後1時にデモンストレーションとして可動しているそうです。スゴイですよね!橋の上の道路はやや狭いものの普通に車が行き来してます。
地元の方達からは通称「赤橋」の名前で生活のインフラとして現在も活躍してます。
国の重要文化財なのに今でも可動出来て、生活道路として住民の足をも支えているところが素敵です。
開閉の際の重りになる部分でしょうか、迫力あります。
橋の真ん中あたりに橋を操縦する小屋がありました。
中を覗いてみると
ここから開くようです。境目から下の川が覗いて見えてます。向こうに見えるのが新しい橋「新長浜大橋」です。新旧をパチリ
なお、この橋には戦時中、グラマンF6Fの12.7mm機銃の掃射によってあけられた穴が今でも見ることが出来るそうで、一生懸命探してみました。
なるほどヘルキャットの三連機銃の形そのままで穴が開いてるのを発見しました。
川の上流方向から打っているのがわかります。
橋の入り口の門柱にも弾の痕がありました。
このあたり特に軍需工場もなかったそうで弾を残して帰還すると、上官から仕事してないと怒られるため帰り間際にゲーム感覚で狙っていったとか。
最初は「なに~ゲームだと!」と思いましたがよくよく考えて見ると、きっと人や民家を機銃掃射するくらいなら自身の心も痛まない橋を狙って攻撃したのではないかと想像してしまいます。(希望的観測です私の会社もアメリカの会社なので少し擁護させていただきます)
歴史的文化遺産であり、市民の足を生活道路として支え、当時の機能である開閉も今だに可能で、戦争の歴史を今に伝える。
当時の設計技術や保護に尽力されている方々に感動すら覚えます。
いつまでも現役で働いて欲しいですね。ぜひ稼動する所も見なくては!
最後は夕やけこやけラインの道の駅「ふたみ」で食べた名物じゃこ天・じゃこカツです。どちらも本当に美味しい~。
シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ!」X-Pro1+XF55-200mmで飛行機写真にチャレンジ!
先日の記事で今更ではありますが、新品のX-Pro1+XF35F1.4のセットを購入した記事を書きました。
その後、子供の運動会用に望遠レンズは必要という事で色々迷ったのですが、
XF55-200mmF3.5-4.8R LM OISを購入したので、「望遠といえばヒコーキだろ~」(単純)と練習がてら福岡空港で飛行機を撮ってみることにしました。
そこで、一箇所から色々なパターンで撮ってみたのですが、大変勉強になったので忘れないように書いてみようと思います。一箇所から撮っていたので出て来る写真は似たような写真になってしまいますがお許し下さいませ。
・レンズ XF55-200mm
・三脚なしの手持ち、JPEGオンリーで撮影します。
それではスタート!
その1 EVFにてAF-S+連写攻撃!望遠200mm
最初はこれで挑戦です。AFはそれほど期待できないので絞ってF8位で撮ります。やってみると撮れるのですが、連射中にEVFがブラックアウトして最初の一枚はいいのですが、2枚目からは飛行機をフレームに入れ続けるのが難しい。というかちょっと不可能です。
連射するつもりで待ってるのでまだフレーム内で飛行機が小さいうちに結構早めにシャッターを切りだすわけですが、2枚目からフレームのどこに飛行機があるか分らなくなるので成功したのは小さく写った一枚目だけという結果でした。
これではなかなか厳しいですね。しかしこの記事のタイトルは「今あるカメラでベストを尽くせ!」でございます。手に持ってるカメラでどこまでやれるか?もっといい撮り方があるのかを追求するシリーズですのでこれであきらめるわけにはいきません。
燃えてきたぜ~。
その2 EVFにてAF-S+単写攻撃!望遠200mm
連射中にEVFがブラックアウトで見えなくなるならEVFで覗きながらここぞという瞬間で連写をあきらめ単写で一発勝負です!ここぞというとこでAF!そしてシャッターを切ります。かなり集中力が必要ですのでメンタルトレーニングにも最適ですw。
やってみると結構撮れます。2回に1回位はイメージ通りに撮れてました。失敗した写真はシャッタータイミングを逸してフレーミングがイマイチなのが半分、もう半分はフレーミングはいいけど拡大するとAFが微妙に来てなかったりといった感じでしょうか。
一眼のAF-C+連写でキャノン・ニコンなら楽勝だぜ!という意見は今回無視させて頂きます。なんせ「今あるカメラでベストを尽くせ!」シリーズですから!(負け惜しみ…)
しかしそうは言っても一発勝負で決まったときの快感は相当なものです。
その3 EVFにて置きピン+単写攻撃!望遠200mm
その2で微妙にピントが来てない写真があったのでここでAFをあきらめ、置きピンで勝負します。置きピンといえば連写でしょうが、そこはあれですよX-Pro1ですからブラックアウト問題があるわけですよ。
ブラックアウトするくらいなら単写で勝負!という事でここも単写です。これは最初なかなか苦労しました置きピンの位置、絞りをどのくらい絞るか、シャッタータイミングを掴むのに時間を要しました。しかしなれてくるとだんだんイケてきました。
置きピンでも結構いける事に感動しながら手応えを感じていたのですが、冷静に振り返るとAFや連写といったテクノロジーを自己拒絶して昔ながらの方法に戻っていってるような気がします。かろうじてEVFで被写体を覗いてる位であとは原始的っちゃ~原始的な撮影になってきてますが…。そこはほら「ベストを尽くせ」シリーズですから(しつこいですね)
その4 OVFにて置きピン+連写攻撃!60mm
ココでふと気づきました。X-Pro1にはOVFがあるじゃないですか!
どうせ置きピンしてるのでピントの確認は撮影中は出来ません!なおかつOVFなのでブラックアウトもしない(当たり前)ので連写も可能です!素晴らしい!
しかしあちらを立てればこちらが立たずで、X-Pro1はOVFでフレーム表示できるのはフジノンズームレンズで18mm~60mmまでなのです。ならば今度は望遠をあっさりとあきらめてしまいましょう。
幸い飛行機がメチャ近い場所で撮ってたのでまあいいかとズームを200mmから60mmにしても小さくしか写らないといった事はなさそうです。これでやってみましょう。
撮ってみると…うっ見やすい!これはイケます!
望遠が200mm→60mmになった事、EVFをあきらめてOVFにした事によってなんとフレーミングしやすいことか!連写しながら飛行機をフレーミングし続ける事がやりやすい事この上なしデス。
課題としては連写するのでカメラを振る時に手ブレが発生するといった問題でしょうか、こちらはISO感度を上げつつシャッタースピードを上げて対処してみました。
連写が使えるので飛行機に最接近する瞬間が撮れます。あ~なんと楽しいんでしょう。快感デス「X-Pro1にしてよかった~!」(織田裕二 風)と思えた瞬間でした。
恥ずかしながら今回の写真を数枚貼らせて頂きます。ご指導ご鞭撻の程ヨロシクお願いします。
今回は飛行機が近く、60mmにしてもなんとかなったのでラッキーでした。もしこれで飛行機が遠ければ後は対処法はトリミングくらいでしょうか?
こうやってカメラの苦手な部分を少しは人間のほうでカバー出来たような気がしてなかなかハッピーな撮影になりました。
写真が上手な方たちはホントに瞬間的に色んな事を考え、色んな対処をしながら撮影しているのでしょうね。こうやって工夫しながらいい写真に近づけていくという事が少しわかっただけでもヘタクソな私には大収穫です!
今回学んだ事はどうせ全てが思い通りにいく訳ではないのでどれかをあきらめながら理想の写真へ少しでも近づいていく事ですが、そのどれを取捨選択するかの能力がカメラに問われているような気がします。
もちろん道具を使う趣味ですからきっとあのカメラならとか、あのレンズだったら思うように撮れるのに~と色々思いもめぐらすのも当然楽しいのですが、こういう楽しみ方もカメラだと思います。
以前にも出張中に会社のコンデジで色々チャレンジしてます。よかったら見てください。今後は私の技術向上のためにも「今あるカメラでベストを尽くせ!」としてシリーズ化しようと目論んでおります。
今回撮影機材
FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1
FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS
いや~カメラって本当にいいもんですね。
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ~(これがわかるそこのあなた、私と同世代です)
広島・福山 レトロな街並みなんてもんじゃない!本物の空気感へタイムスリップ・鞆の浦
お客様との商談を終えるとレンタカー返却予定時間までまだ2時間あります。
近くに何か見ていくものないかな~と思い、早速いつもの検索!(大体いつもこの行き当たりばったりパターンです。)
すると、どうやら近くに昔の港町があるようです。その名も「鞆の浦」
正直、その時点ではたいして期待してなっかたのですが行ってみることにします。
到着です!まずは得意ワザ、下調べなしの現地の案内看板かぶりつきです。
よく見てみると…。「なんじゃこりゃ」というほど歴史のあるアイテム満載の場所でないですか。こりゃすごい!
え~となになに、なるほどなるほど。
ここ鞆港は立地的に瀬戸内海の真ん中にあり紀伊水道から来る潮と豊後水道からくる潮が丁度ぶつかる中間点だそうです。それゆえ満ち潮のときは東西から潮がぶつかり、引き潮のときはここを中心に東西へ潮が引いていく。
昔の動力を持たない船は潮に乗って進むため行きたい方向と逆の潮の時、人々は潮が変るのをこの港で待つ必要がありました。これを「潮待ち」というそうです。それで古代からこの地は東西海上交通の重要拠点として栄えたのです。
しかし、船も近代化し動力船が普及すると潮を待たなくても航行出来るようになるなったためこの港へ立ち寄る船も急激に減少する事になるのです。
それゆえ時が止まったかのような町並みが今も残っています。
しかもこの港に残っているもの「常夜燈」「雁木」「焚場」「船番所」「波止場」は江戸時代の港湾の5大設備ですが、その全てが揃って残っているのはこの鞆港だけだそうです。
江戸時代ですよ!それがコンプリートで現存してるなんて驚愕です。しかも町並みも当時のままの姿を残し江戸時代の地図と現代の地図を比べてもで殆ど変りがないそうです。
この港のシンボル「常夜燈」もちろん江戸時代のものです。
「船番所」こちら石垣が江戸時代のもの建物は大正時代に立て替えられています。
それだけではありません。日本最初の海難審判となる「いろは丸事件」の賠償交渉の舞台として坂本竜馬も5泊6日でこの地に滞在します。
下の写真が坂本竜馬が「いろは丸事件」の際、滞在した「桝屋清右衛門宅」竜馬は交渉相手の紀州藩からの暗殺を恐れこの建物の隠れ部屋に滞在したそうです。
そのほかにも「崖の上のポニョ」、宮崎駿監督はこの作品をここ鞆の浦を舞台に構想を練ったそうです。
スゴイですよね!
区画が江戸時代のままなのでとにかく道が狭い。昔はこうだったんでしょうね。
江戸期の建物が80棟、明治期が91棟、大正から昭和初期が301棟残っているそうで江戸時代の雰囲気を肌で感じる事が可能です。
これだけの歴史の拠点がそれほどメジャーでないのも不思議です。重要伝統的建造物郡保存地区なんかに指定されててよさそうなものですが…。
古い町並みが好きな方っていらっしゃいますが、ここはそういう意味では圧倒的なスケールとリアリティで訪れた人をタイムスリップさせてくれます。是非一度訪れてみて下さい!同時に見ておくべきものも余りにたくさんあるのでしっかりと予習の上、訪問する事をおすすめします。
私も今回だけではまだまだ見て回れてないのでもう一度しっかり予習してから来る事にします。
最後は鞆の浦沖合いに浮かぶ島。「弁天島」。この左に「仙酔島」があります。ここには歴代天皇陛下も多くご訪問されています。
今回撮影機材
FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1
今更FUJIFILM X-Pro1を新品購入した男の話
え~私、旅人1号はこの度、富士フイルムX-Pro1を新品にて購入した事をここにご報告させて頂きます。
誤字だと思ったそこのあなた!間違いではありません。X-Pro2でなくX-Pro1です!古いヤツです。
X-Pro2が販売されて早くも2年が経とうとしております。よくネットのレビューを見てると今更ながらX-Pro1買いましたみたいな記事を2年前位によく見ましたが、それらを2年かけて一通り読み終わってからの参入です。
もう石橋が叩いて壊れた後から一歩踏み出す位のある種、今更を通り越して社会不適応性のカケラまで自分自身に感じずにはいられません。
私は今まで一眼レフのPENTAX K-5Ⅱsを使用してました。レンズは主にFA31limited。ローパスレスの透明感のある描写のボディにどこか切ない情緒ある写りのレンズで主に子供を撮ってました。
もちろん、このセットは大変素晴らしく自分なりにお気に入りの写真もたくさん手にする事ができました。出来ればX-Pro1と一緒に手元に置いておきたかった位です。
ではなぜ、今回乗り換えに踏み切ったのか。
今から少し書いてみようと思います。
理由その1
理由その2
今だに新品があり、安くなってる。
X-Pro2が出て2年が経とうとしてますからそりゃ~安くなるのは当たり前ですが、ここまで在庫があるのがラッキーです。今回アマゾンで購入しましたが私の欲しかったX-Pro1とXF35mmF1.4Rとのセットもまだあります。それが10万円を切ってたの見ていくらビンボーな私でも「もはや決断の時」と相成りました。ペンタックスを手放せばちょうど同じ金額位にはなるのも後押しとなりました。中古のK-5ⅡsとFA31が新品のX-Pro1とXF35mmになるのです。
富士は何故かX-E1やX-M1といったかなり前のモノでも何故か今だに新品が手に入ります。
写りの良さを考えるとコストパフォーマンス抜群だと思うので安くていい写りを希望される方は一考の余地ありだと思います。
憧れのモノが安くなってなおかつ新品で手に入るんですから買う理由はこの2つでほぼ満たしてるのですが気にせず続けます。
X-Pro1+XF55-200mmF3.5-4.8
理由その3
出張になんとか持って行ける。
私は出張族です。いつも知らない土地をウロウロしてるのですが知らない土地には当然知らない物がたくさんあるわけです。やっぱりそれをスマホでなくコンデジでなく自分の好きなカメラで撮りたいんです。
この目的を遂行するために今回、XF18mmF2Rも買いました。出張スペシャルです。これならカバンにも入ります!
出張の多い方はご存知だと思いますが出張は不便を許容しつついかに荷物を減らすかの戦いです。そんな中ですから今まで撮りたい気持ちはあっても今まで一度も一眼レフを出張に持っていった事はありませんでした。しかし今は出張の時にカバンに忍ばせています。
色々とお金も掛かりますが写真はホントにいい趣味だと思います。せっかく知らない土地で知らないモノを見るならやはり自分の好きなカメラで撮りたいですよね。
X-Pro1+XF18mmF2
理由その4
高感度特性なら今だに現役レベル。
これからのデジカメはいかに高感度でキレイかの争いになると私は睨んでいます。
高感度に強いとと何が起こるかというと、馬鹿みたいに高くて重くて大きいレンズでなくても何でもどんなシチュエーションでも撮れちゃう。という事になってきます。極端ですが本当に高感度性能が良ければ例えばf5.6の安いキットの望遠ズームレンズで暗い子供の発表会や体育館でのスポーツなんかも撮れちゃう訳です。
ここからは妄想ですが、現時点でカメラメーカーは既にその技術は持っていると思います。ただ本音は出したくない。なぜなら高いレンズが売れなくなるからです。
カメラメーカーにとってはf値の小さい望遠レンズは高付加価値商品。儲けドコです。
今、おいそれと高感度のやたら強いモデルを出して望遠レンズはキットレンズしか売れなくなりましたって事は避けたいハズ。しかし競争の激しいこの業界。きっと売上に困ったメーカーから徐々にリリースしてくるハズです。
ボケに関しては高感度ではどうにもできないので今後メーカーは研究開発資源を超広角~100mm位のf値の低いレンズへ集中すると思います。てか私が社長ならそうします。
話が大分それてしまいましたが私は高感度ならX-Pro1で現時点でも十分満足できるので今頃新品を買えたとも言えます。
X-Pro1+18mmF2
理由その5
理由その6
後々X-Pro2に更新しても嫁にバレない(ハズ)。
なにせX-Pro1を手にするまで6年かかりました。貧乏人唯一の作戦は「待つ」事です。何時になるかは分かりませんが、きっと将来私もX-Pro2を手にする日が来る(かな?)。その遠い未来の為にも今から道筋をつけておかなくてはいけません。大丈夫、X-Pro2ならバレない!
X-Pro1+XF35mmF1.4
色々書いてみてやっぱり買ってよかったと再認識出来ました。
今回は一気にレンズ3本を揃えてしまいました。このセットは我ながら大変いい組み合わせだと思ってるので今度ゆっくりレンズの事も書きたいと思ってます。
良かったら是非また読んで下さいませ。
※レンズ記事書きました!
tabibito1gou.hatenadiary.jp
X-Pro1についての他の記事も是非どうぞ。
tabibito1gou.hatenadiary.jp
FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1