呑気な外資系サラリーマンの旅日報

のんびり外資系出張族サラリーマンがそれほどでもない日常をお気楽に綴ります。

シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ!」X-Pro1+XF55-200mmで飛行機写真にチャレンジ!

先日の記事で今更ではありますが、新品のX-Pro1+XF35F1.4のセットを購入した記事を書きました。

 

その後、子供の運動会用に望遠レンズは必要という事で色々迷ったのですが、

XF55-200mmF3.5-4.8R LM OISを購入したので、「望遠といえばヒコーキだろ~」(単純)と練習がてら福岡空港で飛行機を撮ってみることにしました。

そこで、一箇所から色々なパターンで撮ってみたのですが、大変勉強になったので忘れないように書いてみようと思います。一箇所から撮っていたので出て来る写真は似たような写真になってしまいますがお許し下さいませ。

・カメラ FUJIFILM X-Pro1 

・レンズ XF55-200mm

・三脚なしの手持ち、JPEGオンリーで撮影します。

それではスタート!

その1 EVFにてAF-S+連写攻撃!望遠200mm

最初はこれで挑戦です。AFはそれほど期待できないので絞ってF8位で撮ります。やってみると撮れるのですが、連射中にEVFがブラックアウトして最初の一枚はいいのですが、2枚目からは飛行機をフレームに入れ続けるのが難しい。というかちょっと不可能です。

連射するつもりで待ってるのでまだフレーム内で飛行機が小さいうちに結構早めにシャッターを切りだすわけですが、2枚目からフレームのどこに飛行機があるか分らなくなるので成功したのは小さく写った一枚目だけという結果でした。

これではなかなか厳しいですね。しかしこの記事のタイトルは「今あるカメラでベストを尽くせ!」でございます。手に持ってるカメラでどこまでやれるか?もっといい撮り方があるのかを追求するシリーズですのでこれであきらめるわけにはいきません。

燃えてきたぜ~。

その2 EVFにてAF-S+単写攻撃!望遠200mm

連射中にEVFがブラックアウトで見えなくなるならEVFで覗きながらここぞという瞬間で連写をあきらめ単写で一発勝負です!ここぞというとこでAF!そしてシャッターを切ります。かなり集中力が必要ですのでメンタルトレーニングにも最適ですw。

やってみると結構撮れます。2回に1回位はイメージ通りに撮れてました。失敗した写真はシャッタータイミングを逸してフレーミングがイマイチなのが半分、もう半分はフレーミングはいいけど拡大するとAFが微妙に来てなかったりといった感じでしょうか。

一眼のAF-C+連写でキャノン・ニコンなら楽勝だぜ!という意見は今回無視させて頂きます。なんせ「今あるカメラでベストを尽くせ!」シリーズですから!(負け惜しみ…)

しかしそうは言っても一発勝負で決まったときの快感は相当なものです。

その3 EVFにて置きピン+単写攻撃!望遠200mm

その2で微妙にピントが来てない写真があったのでここでAFをあきらめ、置きピンで勝負します。置きピンといえば連写でしょうが、そこはあれですよX-Pro1ですからブラックアウト問題があるわけですよ。

ブラックアウトするくらいなら単写で勝負!という事でここも単写です。これは最初なかなか苦労しました置きピンの位置、絞りをどのくらい絞るか、シャッタータイミングを掴むのに時間を要しました。しかしなれてくるとだんだんイケてきました。

置きピンでも結構いける事に感動しながら手応えを感じていたのですが、冷静に振り返るとAFや連写といったテクノロジーを自己拒絶して昔ながらの方法に戻っていってるような気がします。かろうじてEVFで被写体を覗いてる位であとは原始的っちゃ~原始的な撮影になってきてますが…。そこはほら「ベストを尽くせ」シリーズですから(しつこいですね)

その4 OVFにて置きピン+連写攻撃!60mm

ココでふと気づきました。X-Pro1にはOVFがあるじゃないですか!

どうせ置きピンしてるのでピントの確認は撮影中は出来ません!なおかつOVFなのでブラックアウトもしない(当たり前)ので連写も可能です!素晴らしい!

しかしあちらを立てればこちらが立たずで、X-Pro1はOVFでフレーム表示できるのはフジノンズームレンズで18mm~60mmまでなのです。ならば今度は望遠をあっさりとあきらめてしまいましょう。

幸い飛行機がメチャ近い場所で撮ってたのでまあいいかとズームを200mmから60mmにしても小さくしか写らないといった事はなさそうです。これでやってみましょう。

撮ってみると…うっ見やすい!これはイケます!

望遠が200mm→60mmになった事、EVFをあきらめてOVFにした事によってなんとフレーミングしやすいことか!連写しながら飛行機をフレーミングし続ける事がやりやすい事この上なしデス。

課題としては連写するのでカメラを振る時に手ブレが発生するといった問題でしょうか、こちらはISO感度を上げつつシャッタースピードを上げて対処してみました。

連写が使えるので飛行機に最接近する瞬間が撮れます。あ~なんと楽しいんでしょう。快感デス「X-Pro1にしてよかった~!」(織田裕二 風)と思えた瞬間でした。

 

恥ずかしながら今回の写真を数枚貼らせて頂きます。ご指導ご鞭撻の程ヨロシクお願いします。

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今回は飛行機が近く、60mmにしてもなんとかなったのでラッキーでした。もしこれで飛行機が遠ければ後は対処法はトリミングくらいでしょうか?

こうやってカメラの苦手な部分を少しは人間のほうでカバー出来たような気がしてなかなかハッピーな撮影になりました。

写真が上手な方たちはホントに瞬間的に色んな事を考え、色んな対処をしながら撮影しているのでしょうね。こうやって工夫しながらいい写真に近づけていくという事が少しわかっただけでもヘタクソな私には大収穫です!

今回学んだ事はどうせ全てが思い通りにいく訳ではないのでどれかをあきらめながら理想の写真へ少しでも近づいていく事ですが、そのどれを取捨選択するかの能力がカメラに問われているような気がします。

もちろん道具を使う趣味ですからきっとあのカメラならとか、あのレンズだったら思うように撮れるのに~と色々思いもめぐらすのも当然楽しいのですが、こういう楽しみ方もカメラだと思います。

以前にも出張中に会社のコンデジで色々チャレンジしてます。よかったら見てください。今後は私の技術向上のためにも「今あるカメラでベストを尽くせ!」としてシリーズ化しようと目論んでおります。

 

今回撮影機材


FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1


FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS

いや~カメラって本当にいいもんですね。

サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ~(これがわかるそこのあなた、私と同世代です)