呑気な外資系サラリーマンの旅日報

のんびり外資系出張族サラリーマンがそれほどでもない日常をお気楽に綴ります。

岡山「竹浜」で鰆丼。リーズナブルに美味しく旬の魚を楽しもう!

春頃に岡山へ出張すると、そこかしこのお店に鰆(サワラ)の文字をメニューで見ることができます。

鰆は春を告げる魚と呼ばれ、まさに今、旬の魚です。4月から5月にかけて太平洋から産卵のために瀬戸内海へ入ってきます。そして生まれた稚魚は11月位まで瀬戸内海で育ち、また太平洋へと出ていくのです。

なのでこの時期は瀬戸内海沿岸の地方では鰆のメニューが溢れるといった訳です。

魚を裁く前の状態で見たことある人もいらっしゃると思いますが、鰆は見た目はなかなかの強面です。非常に肉食な魚で鋭利な歯を持ち、側面のまだら模様が特徴で大きいものだと1m近くになるものも居ます。

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しかし、そんな鰆ですが、足が早く痛みやすいためなかなか刺身で食べる機会は少ないですが、新鮮な鰆は身がとてもきれいで、もっちり肉厚で上品な刺身の味は絶品です。

そんな瀬戸内海の鰆をリーズナブルに美味しく食べれるお店を紹介したいと思います。

そのお店が岡山駅前の天ぷら・季節料理の竹浜さんです。

こちらは岡山駅前の写真奥の高島屋と手前のサカエ薬局の間の細い路地を入っていくとすぐに左手にあります。

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なかなか昭和の感じなお店構えですが中に入るとこれまた昭和です。笑

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こちらのお店では鰆丼が名物でお客さんのほとんど全員が鰆丼(1,080円)を注文します。

それでは注文してみましょう。っと思う前にお店のお母さんから「鰆丼でいいですか?」と逆に質問されます。

言われるがままに注文すると手際よくお父さんがこしらえてくれ、直ぐに出てきます。

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写真を見ても分かると思うのですが、鰆の刺身ヅケになっていてしっかり味を付けてる感じです、しかしこれには訳があるのです。

食べる前にお母さんから半分食べたら知らせてくださいね~と言われます。

まずは鰆のもちもちな感触を楽しみながら最初に出てきた状態の半分まで食べます。

半分食べたらカウンターの上にそっと丼ぶりを置きます。

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するとお父さんが熱々の出汁をかけてくれるんです。

そうです!残り半分は鰆出汁茶漬けとして食べさせてくれるのです。

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これがまた美味い!しっかりヅケで味付けされた刺身が出汁をかけることによってちょうどいい加減の味になってサイコーです。よく混ぜて半煮えになった鰆もこれまたイケますよ~。

 

岡山駅から地下道を歩いて渡ってたったの徒歩5分。

便利かつリーズナブルに旬の鰆をダブルな食べ方で美味しくいただけます。

皆さんも春の岡山へ行くきかいがありましたらぜひご堪能下さい。満足できますよ~。