【モンキーレンチの進化を実感】トップ工業 ハイパーモンキZERO
最近もの忘れが以前よりひどくなってる旅人1号です。
先日も大阪のとあるお客様の所でメンテナンス作業をやっていたのですが、見事にモンキーレンチを忘れて帰ってきてしまいました。
モンキーレンチって便利ですが、どうしても下アゴにガタがあり、プロの方はあまり信用してない人も多いと思いますが出張修理は「野戦病院」みたいなところがありまして全ての工具を持っていける訳ではないのに何とかしないといけないケースが殆どなんで私は重宝しております。
例えばお客様で以前に交換されててメーカー出荷時と違うボルトがついていたりとか色んな想定外のケースがある訳です。その他にも同じ呼び径のボルトとナットが供回りするけど同じサイズのレンチを2本持って行ってないという時なんかにモンキーレンチは活躍してくれます。(そんな大事なモン忘れてくるなというお叱りはごもっともなのですが…)
そんな訳でお守り代わりにすぐに必要なので出張先の大阪でコーナンPROへ買いに行ったのですが、どうせならと最新のモンキーを買ってみました。これが結構凄かったのでちょっと記事にしてみようと思います。
今回、買ったのはこちら!
TOP工業のハイパーモンキZEROです。
以前、私は通称「エビちゃん」のロブスター普及品を使用してましたが、これが全然使い心地が違うんです。
何がっていうと確かにメーカーの謳い文句通りガタがない!
ちょっと戸惑ってしまう位、明らかに違いを感じることができます。
モンキーレンチって回すたびにちょっとアゴが動くんでボルトを回してはモンキーを締め直し回しては締め直しといった使い方でしたし、それが当たり前と思ってました。でもこのハイパーモンキZEROはボルトを回してもアゴが動いてしまう感じがないのでそのままウォームギヤを締めなおさずにそのまま次の回しに行けます。ちょっと大げさかもしれませんがモンキーレンチというよりスパナ位の感覚です。ん~すごいねモンキーレンチも進化してる!(私が知らないだけ?)
このガタ無しウォームギヤがガタゼロを実現します。
これを見るとよくわかりますね。確かにメーカーの書いてる事が実感できます。
そして薄くて軽い!
しっかり肉抜きされて軽いんですが、手に当たる部分は列車のレールのようにI字型に膨らんでいて締めてる時に手が痛くなるなんて事もありません。
ボルトの頭をを掴む部分も薄いんで狭いとこでも使いやすい!
目一杯開いてみました。この「HM-32]で最大口開32mmです。この最大口開がそのままモデル名になってますね。
ん~こりゃいいですね、最初はあまりの使用感の違いに浦島太郎のような感覚でした。TOP工業には以前からハイパーレンチという有名なモンキーがありますよね。
こちらも知ってたのですが今まではバーコの類似品みたいなものかと勝手に思い込んで試してもいませんでした。すみません!
ハイパーレンチも現在TOP工業のホームページには載ってますが、ネットで調べるとすでに取り扱いを終了している工具通販サイトも多いですね。現在出回っている在庫まででいずれは廃盤になるのかな?
いや~工具は慣れてるモノから変えないというのもアリですが、色々試して見るのも発見がありますね。今回、買って実際に使ってみて目から鱗がポロポロ落ちました。
モンキーレンチの雄であるバーコも現在はスウェーデンでなくスペインで製造してるようですしココはひとつ世界に負けない日本製モンキーレンチを応援しましょう!
さて、ここでチコちゃんには叱られないけど雑学のお時間です、モンキーレンチは何故、モンキーレンチと呼ばれるているのでしょうか?それは遡ること1858年、この工具の原型を発案した人が「Charles Moncky hoax」という人だったというのが一番有力な説だそうです。(諸説あり笑)英語での俗称も「Monkey wrench」であります。
初期のモンキーレンチ
日本でも「モンキーレンチ」とか「モンキー」と呼ばれている事が多いと思います。しかし、今回紹介しているこのハイパーモンキZEROという名称はなぜ「モンキー」でなく「モンキ」なのでしょう?
これはJISでの規格名称が「モンキレンチ」なんですね~TOP工業としてはJIS規格の名称に忠実に沿っているというところでしょうか?
明日、会社で自慢にもならない情報でしたね、すみません!
しかしこのハイパーモンキZEROは本当におススメです。昔ながらのモンキーしか使ったことがないというそこのあなた!是非、手にしてみて下さい。も~ホントに驚いちゃいますよ。
とりあえず一本だけというならサイズは「HM-32」でいいのではないでしょうか?
【あす楽対応】トップ工業ガタ無しウォーム採用ハイパーモンキーゼロ【0〜32mm】HM-32(HM32)