安コンデジで築城基地・F-2戦闘機に挑戦!今あるカメラでベストを尽くせ。
ものすごく暑い日の大分出張の途中、ふと築城基地に寄ってみました。
築城といえばF-2ですねここにはF-2を配備する2個飛行隊があります。
ちょうどお昼過ぎに「堤防」と呼ばれるポイントに着いたのですがやってるやってる
たくさんのF-2が上がったり降りたりしてました。ラッキー!
しかし、この堤防ポイントはいい場所ですね、フェンス越しでなく、これだけ近くで戦闘機を見れる場所は他にないんじゃないでしょうか?
この日は海に向かって離陸してました。自慢の安コンデジで光学ズームにデジタルズームまで駆使して果敢にアフターバーナーを焚いて離陸するF-2に挑みます。
う~ん、しかしすみません!私の腕前と安コンデジの組み合わせではこれが精一杯でしたw
気を取り直して地上のF-2を撮りましょう!(変わり身の早いこと…)
着陸してきたF-2がドラッグシュートを開いて滑走路端までくると
地上で回収する人たちが待機してるのでそこでドラッグシュートを切り離して回収されます。
それから見ている我々の目の前を通って帰っていきます。近い!
後姿もバッチリです。
そしてここのパイロット達のサービス精神の旺盛な事といったらありません。ほとんどのパイロット達が我々見物してる人に向かって手を振ってくれます。スゲー!なんとフレンドリーなんでしょう!
中にはここまでやってくれる人も…(是非、拡大してください)
おかげで短い時間でしたけどホントに楽しませて頂きました。実際は厳しい訓練の中なのに見物人にまで気遣っていただいて感謝です。
ぜひ、今度は自慢のニコンD500にニッコール200-500mmで挑みたいですね。あっ!そんなもの持ってませんでした。妄想ですスミマセン。でも欲しいな~。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で世界に1機の「飛燕」を見てきた。
本当は、今日は岐阜にてお仕事の予定でした。
それが台風で予定がキャンセルしちゃいまして帰りの飛行機までとんでもなく時間が空いちゃいました。
なので悩んだあげく前から気になっていた「岐阜かかみがはら航空宇宙科学博物館」へ行って見ます。
ここには唯一現存する陸軍戦闘機「飛燕」があるのです。是非見てみたいと思ってました。まさかこんなチャンスがめぐってくるとは!
早速、台風で臨時閉館してない事を願いつつレンタカーを走らせます。
懐かしいエアーニッポンのYS11やら…。
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に到着です!確か以前はかかみがはら航空宇宙科学博物館だったと思うのでリニューアルを機に少し名前が変ってるようです。
早速、入場券800円を買って入ってみましょう。
乙式一型偵察機だそうです。その奥に入っていくと…。
現れました!陸軍三式戦闘機二型「飛燕」です!なんと塗装されてない無垢のジュラルミンの状態です。
飛燕といえば液冷エンジンですね。V型12気筒です。これも展示されてます。実際にこの飛燕に搭載されていたエンジンだそうです。ダイムラーベンツのエンジンを日本でライセンス生産したものですが、当時の日本の工作精度ではなかなか本来の性能は出せなかったようですね。エンジンの歩留まりが悪く、当時、エンジンの完成を待つたくさんの機体が工場にたまってたそうです。結局この問題は完全には解決せず、この機体に空冷エンジンを搭載した急ごしらえの5式戦闘機が誕生することになります。この5式戦闘機が意外にも高評価だったとの事で…なんだか皮肉な話ですね。
この機体側面の「日の丸」は塗装でなくプロジェクターで横から投影してます。なぜ、わざわざこんな事をしているのかというと…。
この機体は川崎重工のここ各務原で製造されたのですが、その生みの親である川崎重工の120周年記念プロジェクトで復元されます。川崎重工としては工場出荷時の状態にするのが目標だったそうです。この機体は試験機(17番目だそうです)だったので無塗装で工場を出たわけですが、それをきちんと再現しようとする川崎重工のこだわりに拍手です。しかし製造会社にレストアしてもらって生まれた土地でこんなに丁寧に展示してもらえてこの機体、本当に幸せだと思います。よかったね。
しかし、ここに辿り着くまでは紆余曲折あったようです。
終戦後、この機体は米軍横田基地に1953年まで保管されたのち、日本航空協会へ譲渡され1960年~はこの博物館の隣にある航空自衛隊岐阜基地にて保管されてました。その間、当時全国で流行っていた航空機博覧会やのりもの博覧会、自衛隊航空際やデパートの屋上といった小さなイベントにまで貸し出されて色々なところで展示されていたようです。その際中、実際と違う塗装をされたり、搬送中に道路を通れないからと翼を切断されたり散々な目に遭ったようです。
その後、1986年~2015年まで鹿児島県の知覧特攻平和祈念館に展示されていました。その時は迷彩塗装が施されてたそうです。それから川崎重工のレストアを受け、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に里帰りしてきた訳です。
色々な目に遭ったとはいえ、終戦時に残っていた日本軍の戦闘機はそのほとんどが米軍に接収されて破壊された中、今、こうして綺麗になって里帰りが出来てほんとうに幸せな機体ですね。
展示方法もかっこいいですね。無垢のジュラルミンの機体とライティングが非常にマッチしてて普通に撮るだけでも雰囲気あります。
さて、岐阜かがみはら航空宇宙博物館はこれだけではありません。他も見てみましょう。
ずらっと並んでますね~。
T-33や
F-104。ほぼミサイルって感じですね。
先代ブルーインパルスのT-2もあります。後から塗った訳ではなく本当にブルーインパルスで使用されてた正真正銘本物です。
いいですね~。
これもブルーインパルスT-2の側面ですが、ずらり並んでいるのはこの機体に携わるメンバーでしょうか?
この他にも実際に体験できるシュミレーター類やロケットの展示など盛りだくさん。この日は台風のため入れませんでしたが隣の岐阜基地の飛行機が見れる展望台なんてのもありました。(この日は台風のため閉鎖でした…。)
いかがでしたか?「飛燕」だけでも見る価値ありますがそれ以上のバリエーション豊富でボリューム満点でした。岐阜基地の戦闘機を見て、それから博物館とセットで楽しむのもよさそうですね。(今日は台風で岐阜基地の戦闘機も飛んでませんでしたが…涙)
みなさんは通常のお天気の時に是非そうぞ!
さて、このあと帰りの飛行機はちゃんと飛ぶのかなー?
【鳥取・米子】おすすめ! 山芳亭で生涯3本の指に入る海鮮丼を食べたよ。
この辺りで海鮮ものを食べようとすると近くに境港市があり、そちらが有名で私もよく行ってました。
確かに美味しいのですが、どうも観光客価格というか安くて美味しいとはちょっと違う感じがしてました。美味しい刺身が思いっきりたくさん載ってなおかつ安い海鮮丼をずっと探してたんです。
出張族ってやっぱり結構食費がかかっちゃうんです。知らない土地なんで安いとこも知らないし、「少々高くてもせっかく来たから」で食べちゃう事も多いし。
しかし、そんな悩みともこれでサヨナラです。それぐらいの衝撃でした。
それではご紹介しましょう。
山芳海産というお魚屋さんがやってる山芳亭です。魚屋がやってるというのもよく聞くフレーズだとは思いますが今回はちとレベルが違います。
場所はなんと鳥取県西伯郡のイオンモール日吉津(ひえづ)の敷地内にあります。
やたらと広いイオンの駐車場の一番南側に新鮮市場という建物があります。
この中に山芳海産さんという魚屋さんがあり。
向かって右隣に山芳亭があります。
店の前のメニュー表で選んでレジで食券を購入します。スゴイ種類でしょ。優柔不断さんだと相当な時間悩みそう。買うときは飯の量と酢飯と白飯どちらにするか選びます。私は最初、864円の海鮮丼(これでも十分スゴイです。写真拡大してみてください)にしようとレジで並んでたのですが、いざ自分の順番が来ると例によって「せっかく来たんだから病」を突然発症しまして思い切って1,396円の上海鮮丼にしちゃいました。僕も結構優柔不断さんでした。ごめんなさい(汗)
食券を買って店内に入り、番号が呼び出されるのをじっと待ちます。赤ペンで書かれた「上」の文字が否が応でも僕の期待を破裂させんばかりに膨らませます。
そして…呼び出されると受け取ります。イザご対面です!じゃじゃ~ん!
ね?スゴイでしょ?大盛りじゃないです!普通盛りですよ!
もう見た目からして今まで食べてきた海鮮丼と違う威圧感がありました。具材も刺身色々・カニ・海老・イクラ・ウニ・明太子・真子・海草ともうオールスターです。しかも刺身一切れ一切れが分厚い!
これにこちらの地方独特の塩気の強い醤油をかけて食べるのですがもうタマランです!
刺身が美味しいのはもちろんの事、意表をついてくる豊富な海産加工品もいいアクセントになってもう表現の幅が違います。もう丼の中は豪華メンバーによる海の紅白歌合戦状態です。
ついてくる味噌汁も海老の出汁がでてるアサリの味噌汁でした。ここらへんに手を抜かずしっかり作ってくる所も隙が無いです。
海鮮丼は大好物なので今までいろんな所で食べてきましたが間違いなく生涯3本の指に入る海鮮丼です。観光地の境港から離れているためか価格も内容からすると2~3割お安いと思います。すばらしいコストパフォーマンス!
あ~素晴らしいお昼でした。いつか家族にも食べさせてあげたいですね。
皆さんも是非機会があったら行ってみてください。この海鮮丼のために鳥取に行くのもアリですよ!それぐらいの価値はありますよ~。
あ、お店はお昼のみの営業(11:30~15:00)で水曜・日曜はお休みですから気をつけてくださいね!
最後は弓ヶ浜から見える海岸と大山をご覧ください。(いつ仕事してんだというお問い合わせは現在受け付けておりません)
今回撮影機材
X-Pro1のJPEG撮って出しで夕方の千里川土手に挑戦!シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ!」
前回、夜の千里川土手に挑戦しました。
大変、難しかったです。ハイ。
夜はどうしても暗くてRAWで撮ってカメラ内現像となりました。
今回のテーマは
JPEG撮って出し
夜は夜で素敵なのですが、RAWで暗めに撮って後から増感したためか、自分的には飛行機が少々イラストっぽくなりました。これは仕方ないのですが、もう少し生々しい飛行機が撮りたくて今回はJPEGで夕方を狙ってみます。
空(できれば夕焼け)も絡めてみたい
これはお天気なので自分ではどうしようもないのですが少しでも赤い空を絡めて撮ってみたいな~というイメージです。実際は予想通り大して焼けてくれませんでしたw
カメラはX-Pro1!
レンズはXF35mmF1.4!
三脚ナシ!
予備バッテリーもナシ!
いつものように以上です。笑
それで早速は行ってみましょう~!
置きピン・連写で撮ってみます。それっカシャカシャカシャカシャ。
あれ?
飛行機の明るさは大体こんなもんかなといった感じなのですが、背景の空が飛んじゃってますね。空と飛行機のバランスをうまくとろうとすると露出がメッチャシビアです。大丈夫か~?あと、拡大して確認すると被写体ブレで飛行機がぶれてます。シャッタースピードが1/200だったのですがこれじゃ足りなそうですね。シャッタースピードはもっと上げてみるとして、とにかく露出をどうするか考えてしまいます。X-Pro1は絞りとシャッタースピードをマニュアルにすると露出補正ダイヤルが効かなくなるのでこれは困りました。
色々いじってみると…露出補正ダイヤルは効きませんが暗いところや明るいところでシャッターを半押ししてみると露出固定はされているようです。(フォーカスはマニュアルで置きピン固定してるので半押ししても変らない)これを使ってみましょう。スポット測光にして明るさの丁度いいところでシャッター半押ししてEVFでチェック。明るさがいいあんばいになった所で半押しのまま飛行機を待って撮ってみます。
この方法で撮ってみると空はだいぶいい感じになりました。飛行機は…ちょっと暗いですかね。パソコン等で現像して部分的に明るさを補正したりするとうまくいくのかな?少しでも空をキレイに写そうとベルビアにしてるので暗いところがより暗くなってるかもしれませんね。プロビア等で撮ってみるとあまりにあっさりした空だったのでとりあえず今回はこんな感じでいってみましょう。
毎回空と飛行機の露出バランスに悩みます。大体、空自体も夕方なので刻々と明るさが変っていきます。それを毎ショットベストな露出を決めるなんて私からしたら神業です。
ん~このへんが妥協点でしょうか、シャッタースピードは1/500まで上げてます。露出に関しては空なら空、飛行機なら飛行機とどちらかに割り切って撮ったほうがいいかもしれませんね。
これは翌日もう一度行って撮ってみたのですが、空に露出をあわせて飛行機をシルエットに近い状態にしてます。
夕方の雰囲気はでてますでしょうか?でも飛行機がどこの会社かもわからない位真っ黒もちと寂しいな~。悩みは尽きませんね。
なるべく色々撮って後日悩むことにします。←思考放棄w
以下は2日目に撮った写真です。
同じアングルばっかで飽きちゃいますよね。スミマセン汗
下の2枚は圧縮なしで貼ってますのでクリックしてじっくりチェックして下さい。
夢中になって撮っているとあっという間に夜になってしまいます。
どうでしょう?結論からいいますと…。
誰かいい方法教えて下さい!w
なかなかイメージどおりにはいきませんね。
自分自身に明確なイメージがなかったんでどれが正解かいまいちわかりませんが、今回はデータ集めに深く考えずに色々撮ってみました。
でも、X-Pro1でも絞りもシャッタースピードも両方マニュアル撮影してる時にシャッター半押しするとAE-Lが効くのがわかったのは大きな収穫です。(当たり前?)フォーカスもマニュアルにしてないとピントが都度合わなくなってしまいますが置きピン時には有効です。
あともうひとつ分かった事は夕焼け空は露出落とし目のほうが色に深みが出ていい感じ打という事です(常識?)しかし露出を落としすぎると飛行機が暗くなってしまうというのがこの夕焼け飛行機撮影のキモでしょうか?
次は夕日なら夕日をキレイに。飛行機なら飛行機をもう少し明るくといった感じでテーマを絞って撮ってみようと思います。今回は余裕が無くていじらなかったフィルムシュミレーションやホワイトバランスも色々試してみたいですね。きっともっと色々な表現が出来ると思います。
や~夕方の飛行機もこれまた奥が深いです。楽しいですね!
今回撮影機材
FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1
FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R
低予算だけど何でも撮りたい!私の富士フイルムXFレンズ厳選3本だけラインナップ。
私がX-Pro1で使用しているレンズラインナップですが、低予算で揃えた割には大体なんでも撮れるという感触を得たので是非、皆さんにも一度紹介させて頂きたいと思います。それぞれのレンズの作例と共にインプレッションなど書いてみようと思います。
もちろん、低予算にはそれなりの突っ込みどころはあるかと思うのですが、そこまで粗探ししなくても価格とのバランスを考えると皆さんもうまいことラインアップを組めると思いますので特に低予算をご希望の方、初心者の方で「写りはもちろんいいのが欲しいけど予算は限られてる」という方は是非参考にしてみて下さい。
それでは広角側からいってみましょう。
1本目:XF18mm F2R
一本目はXF18mmF2Rです。
いきなりですが、正直このレンズは購入を迷いました。何故かと言うとネットでの評価があまりよくない記事が目立つからです。大体ネガティブなものは周辺の解像が悪いという記事が多いですね。実際に購入して結論から先に言いますと、周辺の解像落ちについては「あるといえばある」しかし「私には全然問題ないレベル」でした。建築写真等撮る方だと問題あるのかもしれませんが、私は広角って元々周辺は流れやすいという認識でした。
それよりもメリットが多いので是非皆さんにも知って頂ければと思います。
・明るくて小さい事
パンケーキとまでは言えないのかも知れませんが、高級な広角レンズってデカイじゃないですか?それがこの明るさでこの小ささですよ。カメラにセットするとX100の兄貴分ってかんじで携帯性抜群です。
私は出張時にこのセットを持っていく事があるのですが、気軽に立ち止まってパシャッとやるスナップ目的に最高です。
写りに関しては主観なのであまり多くは書きませんが簡単に言うと「リアリティ」と「水々しさ」を感じます。
それとこのレンズ、前述のようにネットでの評価が低いのとリニューアルの噂があるため中古価格が他のXFレンズに比べてかなり割安になってます。なので私もこのレンズだけは極上の中古にしました。極上ですがバーゲンプライスでしたよ。
このレンズで撮ったときの記事です。参考にしてください。
2本目:XF35mmF1.4R
このレンズは富士がXシリーズとしてAPSサイズに参入した時から素晴らしいと思ってました。X-Pro1本体とのセット販売してたものを型遅れで新品購入したのでこれまた格安で買えた事になります。
この長さは最近ではXF35mmF2のほうが人気があるのかもしれませんが写りに関しては私はこちらの方がお気に入りです。主観なので…といいながら何度も書いて申し訳ないのですが、XF35mmF2より生々しさや空気感が写るような気がしてます。また、F1.4の明るさで過酷なシチュエーションにも応えてくれます。夜の千里川土手での撮影時も使ってました。
オートフォーカスがF2に比べて遅いとか防水でないデメリットはわかってましたが、私にはそれを補って余りあるレンズです。
FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R
3本目:XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS
富士の望遠ズームにはこれより安価なXC50-230mmというレンズがありますがこれとどちらにするか大変迷いました。というのもXC50-230mmはレンズキットのバラシがオークション等でたくさん売りに出てますが大変安いです。恐らくXF55-200mmの半額以下で買えると思います。おまけに写りも私レベルからすると値段を感じさせない位のパフォーマンスだと思います。
・それでも高くて重たいXF55-200mmにした理由
それでも私は最終的にXF55-200mmを選んだのですがその理由は
〇やや明るい点
望遠といえば子供の運動会や発表会での使用が多いと思いますが、少しでも明るい方が有利な場面って結構あると思います。体育館でのスポーツや発表会がそれにあたると思いますが、こういう時少しでもレンズの明るさって結構効いてきます。もちろん富士にもXF50-140mmのようにもっと高くて明るい望遠レンズはありますが、値段も高いし、更に大きくなるし、望遠も35mm換算の200mmまでだしで候補には入ってきませんでした。
〇X-Pro1や他のレンズと質感を揃えたい
これはどうでもいい人にはどうでもいい話かもしれませんがXC50-230mmは筐体のほとんどが樹脂ですので軽いのですが、その代わり質感ではX-Pro1本体や他のXF18mmやXF35mmレンズとはどうも釣り合いません。
せっかく本体とレンズ3本を同時に揃えるので統一感を出したかったんです。いいんです。自己満足ですw
XF55-200mmは写りに関しては艶っぽさのようなものはさすがに他の単焦点のようには持ち合わせてませんが、精細感や解像感等もとてもよく大変優等生で同カテゴリーの他社レンズより一歩リードしてると思います。私が色々書くより見て判断して頂くほうがイイと思いますんでこのレンズで撮った記事リンク貼らせて頂きますのでよかったら見てください。
FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS
レンズラインナップ総評
購入から約半年、X-Pro1でこのレンズたちを使用してきましたが、結論からいうと大満足しております。結果的に本体もそうですが3本とも富士の中では古い部類に入るレンズだと思いますが、3本で何でも撮りたい方にはおすすめです。
焦点距離18mm~200mmを写りのパフォーマンスもハイレベルを維持してカバーしてくれてます。欲を言えばもっといいセットも組めるでしょうが、購入金額としてはX-Pro1本体とレンズ3本で20万円で収まりました。XF18mmのみ中古であとはX-Pro1本体含めて新品での購入です。予算とのバランスでいい買い物だったと思います。
みなさんもいかがでしょうか?あまりカリカリせずにこのセットで写りも犠牲にせずたいていのものは撮れます(もちろん工夫が必要な時もありますが…)。
お高いレンズをバンバン買うおこづかいも無いのでおかげさまで迷う必要もありません!このセットで「今あるカメラでベストを尽くせ!」の精神でこれからも頑張っていきたいと思います。
また、望遠をXC50-230mmにすれば更に安く揃えられます。単焦点を新しいF2シリーズにしてもリーズナブルですね。富士に興味がある他メーカーをお使いのそこのあなた!どうですか?
FUJIFILM 望遠ズームレンズ XC50-230mmF4.5-6.7OISII XC50230/F4.5-6.7OISIIブラック
ちなみに本体購入時の記事はコチラ
宮崎・新田原基地 X-Pro1で戦闘機撮影に挑戦!シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ!」
今週はテンション上がる宮崎出張です。
なぜ、テンション上がるかというと、そう!宮崎には新田原基地があるからです!
X-Pro1を買ってからは初の参上になります。
前回来た時は会社のコンデジでの撮影しました。
今回はX-Pro1+XF55-200mmでベストを尽くします。
X-Pro1で戦闘機を撮る人なんてそうそういないと思うので誰に向かって書いてるのかよくわかりませんが、ちっとも気にせず続けさせていただきますw
南門と呼ばれるポイントに到着。幸い今日は訓練も行われているようなので最初はEVF+親指AFで連写して狙ってみます。
その結果・・・うまく撮れません!
戦闘機は小さいのでどうしても200mmですと望遠端は必須なのですがX-Pro1のEVFで連写するとコマ間にブラックアウトしてる間にファインダーから戦闘機が居なくなりそうになります。慌ててフレームに戦闘機を戻そうとすると今度は手ぶれといった負の連鎖が待っています。
AFも厳しい…カメラがピントを見失うと戦闘機は空に紛れて消えてしまいます。
そこでOVFを使うことにします。X-Pro1のOVFは基本的に焦点距離60mmまででそれ以上の望遠時にはフレームが警告で赤くなって表示は60mmのままになります。しかしシャッターは切ることが可能です。
つまり、焦点距離200mmの時はフレームがどこかさっぱりわかりませんが、とりあえずOVFのど真ん中に戦闘機をフレーミングし続けられれば多少の構図のズレは許容してということになりますがなんとか写ってるという訳です。
AFも予想はしてましたが戦闘機にはちと厳しい状況なので、こちらもあきらめて置きピンに変更します。これで一応のOVF+置きピン&連写のベストを尽くせスタイルの戦闘機撮影モードの完成です。
シャッタースピードは今日の天気と精細感のバランスを色々試して1/1200秒、露出はF8位でよさそうです。
さあ、なんとか撮り方は見えてきました。それではこのスタイルでいざ、チャレンジです!どんどん撮ってみましょう。
どうでしょう?自分的には大満足です。
調子に乗ってどんどん行きましょう!
正直、撮った後に確認して初めてフレームのどこに飛行機がいるのか分かる状態ではありますが連写していれば一枚くらいは何とか撮れているもんです。
この日は晴天だった事もあるのでしょうが、自分的には思ったよりシャープに撮れてました。
新田原基地の話ですが、前回来た時はファントムやアグレッサーが居て賑やかだったのですが、それらは他の基地へ配置転換をされたようで、その頃に比べると少し寂しい飛行機のバリエーションだなあと思っていると、珍しいお客さんが降りてきました。
そう、RF‐4Eです!
初めて見たので興奮しました。常連さん達でもここ新田原では滅多にお目にかかれないそうです。ラッキー!
この飛行機は給油のために新田原に立ち寄ったのでしょうか?一時間程してまた直ぐに飛び立って行きました。
おかげで久々にファントムの腹に響くような轟音を味わうことができました。この日はF-15の訓練も活発な動きで久々の宮崎を堪能させて頂きました。
いかがでしょうか?
シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ」今回も手強い相手でしたが私レベルでは大変満足のいく結果になりました。これだけ撮れれば十分です!
しかし、難しさも感じます。
やはり飛行機というと高精細に撮りたいものですが、手振れが如実に精細感に影響を与えるんだなと思い知らされました。飛んでる飛行機をカメラを振りながら追いかけるのですが流しつつもブラさないとでも表現したらいいのでしょうか?とっても奥が深いです。
今回は滑走路の横から離陸する飛行機を撮ってたので動きにある程度予測がつくのですが、これが超望遠でブルーインパルスなんか撮ってる人は一体どやってるのでしょうか?まだまだ難しいテーマが無限にあってワクワクですね!下手って素晴らしいw
調子に乗って次は夜間訓練にでも挑戦してみますか!どうやったら撮れるのかな~?
最後の一枚は新田原基地の隣を走ってる東九州自動車道のわき見注意の看板です。ブルーインパルスでしょうか?
飛行機好きは音がするとついつい空に目がいってしまいますが、運転中はしっかり前を見て安全運転で行きましょう~。
今回撮影機材
FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1
FUJIFILM 望遠ズームレンズ XF55-200mmF3.5-4.8RLMOIS
X-Pro1+XF35mmで夜の千里川土手に挑戦!シリーズ「今あるカメラでベストを尽くせ!」
大して好評でもないこのシリーズ、めげずにPart3を迎えました。
今回は大阪出張なので前々から考えてた夜の千里川土手に挑戦です!
以前にコンデジで昼間の撮影は経験あるのですが、夜は初めてです。
今回の撮影機材は
カメラ…X-Pro1
レンズ…XF35mmF1.4
以上です…。
三脚どころか予備バッテリーすらありません。だって出張なんでこれ以上持って来れません。フツーにこのセットを首からぶら下げて参上しました。上級者にしたら「なめてんのか?」と言われかねないのは重々承知なのですが、題名が「今あるカメラでベストを尽くせ!」なのでお許し下さい。どこまでやれるか皆さんに代わって挑戦します。
日が落ちて暗くなり現地に到着しました。この日もたくさんの人が来てました。
皆さん望遠レンズで離陸機が滑走路に入って来たところを狙っているようです。なるほど向こうの山の明かりが望遠の圧縮効果でいい感じに撮れそうです。しかし離陸機は遠いですね。35mmではトリミングでどうこうなる距離じゃなさそうなので離陸機は諦め、動いているので難しそうですが着陸機を狙う事にします。ってかそれしか撮れなさそうです。
記念すべき初ショットはボンバルディアでした。水平がとれてませんね。暗くてEVF内の線が見えない…。
絞り開放F1.4、シャッタースピード1/125、ISO6400、JPEGで撮ってみましたがどうでしょう、結構いけそうな気がしてきました。しかしよく見ると絞り開放のため滑走路のランプが両端が流れちゃってます。後で気づくのですがプロペラ機なので速度が遅くこのシャッタースピードでもなんとか撮れたようです。しかし、拡大して確認するとシャッタースピードが足りなく被写体ブレが起こってます。
絞りはF2.2まで絞れば滑走路ランプの両端流れはなくなったのでこれでいくことにします。問題はシャッタースピードでした。レンズが35mmなので飛行機をかなり手前で捕らえなければなりません。そうなると飛行機との距離が近く被写体の流れが目立つのです。撮りながらシャッタースピードを序々に上げていくと1/250位までは上げたい感じです。という事で…。
とりあえずF2.2のSS1/250で固定してあとはどうするか考えながら撮ってみることにします。
SS1/250まで上げた事によってやはりちょっと全体的に写真が暗いです。ISOは6400までが目一杯な感じなのでここでJPEGを諦めてRAWに切り替え、後からカメラ内現像で感度を上げることにします。
ほとんどカメラは固定して連写してるのでファインダーはEVFでもOVFでもどっちでもよさそうです。それより水平に集中しないと少しずれると結構目立ちます。AFは期待できないので置きピンです。
フィルムシュミレーションはベルビアではコントラストが強いのでしょうか?夜空がべったり真っ黒な塗り絵みたいになってしまい全体的にイラストっぽくなってしまいます。これはこれで面白い雰囲気なのですが今回はカメラ内現像でプロビアにて現像しました。
ベルビアの写真 夜空が真っ黒…。
ここからは現像のさじ加減です。カメラ内現像でどこまでいけるでしょうか?がんばります!基本的に感度を上げないと飛行機(特に水平尾翼)が夜空に溶け込んでしまってディティールが見えない写真が多いですね。しかし上げすぎてもさすがにノイズが目立ってしまうので色々とバランスを取るのが難しいです。
これでなんとか水平尾翼が見える位。スマホで見ると水平尾翼は完全に消えてるかもしれませんね。
JAL機はなぜかホワイトバランスが赤に転んでるように見えてしまうケースが多かったです。これは少し修正してますが、皆さんにはどう見えるのかな?
ホントはもう少しだけ感度を上げて現像したいのですが、私の技術ではこの位が精一杯な感じです。ノイズまみれになってしまいます。
JAL機が続きます。今回は撮影アングルまで気が回らずに正面からばっかり撮ってましたので機体のお腹ばっかになってしまいました。
B737でしょうか?フラップがやけに光ってました。
飛行機の後ろのライトが光った瞬間も撮れました。しかしこれはこれで明暗差が強くて現像が難しいですね。ん~これも水平が…まあいつかそのうちバリッとレタッチしてあげる事にしましょうw
アングル的には縦のアングルのほうが迫力が出るのと飛行機のお腹に写ったランプの光が分りやすいですね。しかし飛行機が近くなる分、今度はシャッタースピードが横アングルよりも速くないといけなくなる感じでしょうか?
JAL機、縦アングルも撮りました。
プロペラ機も
飛行機の後ろのライトが光ってくれると水平尾翼のディティールが出てくれるので助かりますw
今回は殆どRAWで撮ってカメラ内現像しましたが「今あるカメラでベストは尽くせた」でしょうか?まだまだ改善の余地はありそうですね~懲りずにこのセットでまたの機会にリベンジしたいと思います。ほんとは水平の修正や細かいトリミングも必要でしょうね。でもなんとかカメラだけで完結する事は出来ました。
現像も私のような技術のない人間がやるとJPEGのほうがはるかにマシな印象もあり、ホントはJPEGで撮りたかったのですが、ひとつ問題があってX-Pro1でシャッタースピード優先等のマニュアル撮影にすると露出補正ダイヤルが効かなくなり、露出は人間側では操作できなくなります。カメラは暗い割にはシャッタースピードが速いので露出を下げて撮影しようとします。(殆ど露出補正一杯の-2まで下がってる)
私は以前はPENTAXだったのでこういった事はなかったので最初は戸惑ってしまいました。これによりJPEGを諦めRAWで撮影する事になったのですが、ホントはJPEGで露出を上げて撮りたいところです。JPEGをパソコンでLightroomなんかでレタッチすれば可能なのかもしれませんが、今回、カメラだけで完結させる事にこだわってみました(ただ買うお金がないとは決して言わない…)
暗い夜空の中、シャッタースピードを上げつつ露出も明るく補正なんてさすがに厳しいシチュエーションなんでそこまでわがまま言わない事にしますw
なんせほら「今あるカメラでベストを尽くせ!」ですから。
しかし、予想はしてましたが夜の千里川土手はホント難しい撮影ですね、でもX-Pro1とXF35mmだけでなんとかがんばりました。
皆さんも高感度耐性が~とか明るい望遠レンズ持ってないから~なんて言わずに「今あるカメラでベストを尽くせ!」の精神でがんがん失敗しながら撮影してみましょう!不便を許容し、行動してみればきっと何か見えるものがあるはずです。(ホントは自分自身に言ってますw)
なんか飛行機が多くなってしまってますが「今あるカメラでベストを尽くせ!」コーナー、是非応援して頂けるとうれしいです。
今回撮影機材
FUJIFILM ミラーレス一眼レフカメラ X-Pro1 ボディ 1630万画素 F FX-X-PRO1
FUJIFILM 単焦点標準レンズ XF35mmF1.4 R